『ある日の日常〜お月見編〜』

 

 

 

中秋の名月、十五夜。

 

「あ。」

ふと気が付くと、カイルの元にカナタからのメールが来ていた。

 

―――カイルさんへvちょっとお月見しませんかv?

 

そんな訳で、出かけることになった。

 

 

「カイルさんー♪こっちですこっちー☆」
「、」

カイルが家から出ると、既にカナタが門の前にへばりついて待っていた。
しかし、出かけるとは言うものの、すっかり夜になっている時間からの外出だ。
そこはかとなく、ユーリグさんの視線が厳しいものになっていたのだが、30分だけという時間制限付きで散歩に行くことが出来た。

「とりあえず、ぐるっとご近所一周回りますか♪」
「うん、」

にこにこ笑う少年につられ、カイルも少し微笑した。
家では既に、ケイさんご推薦のまんじゅう店から月見団子を買って皆でお月見を楽しんだものの…家族以外とこうして出かけるのは、不思議な感じのようだ。

「こんなに月が青い夜は♪不思議なことがおーきーるーよー♪」
「……………(汗)」

言うまでもなく、物凄く楽しんでいる少年はいつものごとくギリギリな歌を歌ってご満悦な様子だ。
しかし、ふとその歌の合間に、カナタは言った。

「また来年もこんな風に見れたらいいですねー♪」
「、 うん…」

気が早い約束に、何となく嬉しいようなくすぐったいような気持ちに………なったものの。

「………あの、カナタ…;」
「え?何ですか?ムードもいいんでっそれらしいことをしたいんですけどっ…!」
「そうじゃなくて…;その……後ろ…;」
「え?」

 

…夜に出るのに、監視の目がない訳がなかった…。
その後どうなったのかは言うまでもないだろう。

 

 

(…途中で気力が尽きますね…;最近スタミナがっ…!;)