『突発!ヒーロー物!?その???話』

 

 

 

〜前回までのあらすじ(嘘)〜

愛戦士不幸マン(仮・名前募集中v)ことリク君は、ご近所の平和を守る為!そして、拾った写真の主を探す為!日夜戦い続けているゾ☆
しかし!現れる強敵の数々に、毎回ピンチに陥ったりしつつ!良いタイミングで現れる味方の力で、何とかその場を凌いでいる!それがヒーロークオリティ!!

今日はそんな彼に、またしても心強い味方が現れちゃうゾ♪

 

 

* * *

 

「は〜悪の活動も楽じゃないですねー。帰宅部ですから、これが正しい部活動ーみたいなスケジュールですけど〜。」

そんな呟きを、悪の幹部その1である少年(本名・デュナン家末弟カナタ)は、独りごちていた。
…確かに、大変だろう。
何を勘違いしているのか、少年はザコスーツにフード付きのマント、そしてじぇいそんの仮面(毎回違うぞv画面の前のお友達は勿論知ってるよネ☆)を被っている。
…そんな格好をしていては、歩いているだけでも大変だろう。(色々と)
その格好だと、正体はバレないかもしれないが、明らかに夏場は倒れそうだ。

「とりあえず、今日のノルマの破壊活動はどうしましょうか〜? 今日の怪人は一味違いますよ〜お手軽簡単台所の材料で出来ちゃう低コスト怪人なんですから〜(笑)」

あっはっはー♪と笑いながら、少年は変な生き物が入ったフラスコをちゃぷちゃぷと振ってみせる。
―――そこへ、ふとお隣のルレンさんが歩いてきた。
お仕事が早くに終わったのだろう、その足取りは見るからに軽い。

(おー♪良い感じに良い人が来てくれましたー♪)

カナタも楽しそうにスキップをしながら、相手に近付いた。

「すみません〜♪ちょっといいですかーv?」
「え?わっ……何?映画の撮影??」
「そんな感じですーv今ヒマでしたら、ちょっとだけ人質役やってくれませんか〜??危ないことはしませんし!じっとしてくれてるだけでいいんですけど〜っ!」

困ってるんです!という感情を前面に押し出し、見るからに怪しい格好の少年は、ルレンさんに言い募る。

「え、でも……僕なんかでいいの……?」
「是非お願いします!!痛くないですよ!あ、正義の味方が来るまで、たまに「助けてー」って言ってくれると嬉しいです!」
「うん、わかった」

キラリと、フラスコの中の生物が光った。

 

 

* * *

 

 

「〜〜〜○×△■×!?!?!?!?」

 

その時、お買い物帰りのハズミ君は、自分の目を疑っていた。
何故か、買い物をして家に帰宅しようとする途中、とんでもない光景が待ち受けていていたのだ!

 

「大丈夫ですか〜?苦しくないですよね??」
「うん、大丈夫」
「じゃあこの辺りにも巻き付けますね〜♪触手怪人よー巻き付け〜!」

 

―――と、何故かルレンさんが触手ににゅるにゅると捕まっていたのだ。
軽く18禁な光景だ。(?)

「あ、あ、あ、あんにゃろっ!誰だか知らないけどルレンさんになんてことをおぉ!?;(混乱)」
「ハ、ハズミ…!どうしよう…!」

お買い物についてきていたナナト君も困惑顔だ。

「そりゃで素手で捻り潰すに決まってるでしょーがっ!!」
『はっはっは、それは困るなぁ。正義の味方たるもの、ちゃんと変身しないとな!』

…明らかに面白がっている声が、2人の手首にあるブレスレット(リストバンドで隠し)から響いた。
これは、正体不明の科学者、しっぽ頭さんからの通信だ。

「まっまさかあの格好で!?」
「出来るか阿呆ー!!」
『出来ないなら、何の罪もない一般人が触手責めにあわされちゃうねぇ.。とっても感度も良さそうなのに…ああ、可哀相(…なルレン)』
「どこから見てるの!?」

そんな会話をしている間にも、「なかなか来ませんね〜、ここにもう一本巻いていいですか?」「わひゃぅっく、くすぐったい……」と、ルレンさんがにゅるにゅる巻きになっている。

「くそっ…!やるしかない!」

血涙を流しそうというか、卒倒しそうなハズミ君が叫ぶと、どこからともなく変身音楽が流れ出した。
ぷりっときゅあっと〜♪
ピロリロリーという音と閃光が迸る。

「! 現れました……ね?」
「た、助けて〜?」

頑張って助けを求める台詞を言うルレンさんは、とても可愛い。
閃光の中、現れたのは愛戦士不幸マン(仮)ではなく、2人組みの黒白戦士だった。
いろいろなものに慮って、衣装はスカートではなくスパッツだったが、上着のフリフリさ加減が痛々しい。
しかも、最後の抵抗とばかりに、買い物袋(大)を頭から被っているのが、妙に物悲しかったりする。

「………痛々しいですね…」
「そう思うんだったら!ルレ…人質を解放しろッッ!!」
「大丈夫ですかー!?」←ヤケクソ

目の前の光景に、ルレンさんは拍手でもしたそうな様子だ。

「そんな訳には行きません!とりあえず貴方方2人を倒して生きたまま本拠地へと連れて帰り!目標と違うかを判断してもらって、違ってた場合はゴメンナサイして帰ってもらうまでは人質は解放できません!!」
「妙に具体的!?;」
「ごたごた言ってないで解放しろー!この格好もー嫌なんだからッ!!大体そんな触手でどうやって攻撃するつもりなのさっ!」
「―――フッ!…たかがエロ触手と侮るなかれですよ…?」

少年は不敵に笑った。

「―――みかんを食べる時、どうやって食べますか?」
「は?」
「そりゃあ…皮を剥いて普通に食べるけど…?」
「そうです!こう、凹んだ部分に指を突っ込んで皮を剥き!中身を食べますよね!」

 

―――――凹んだ部分に、突っ込んで皮を剥いて中身を、食べる

 

「「……………」」

人体で想像してみよう。

「…すっスプラッター!?;」
「はっはっは!そうでなくともこう、くすぐったりしていやんvな光景を見せ付けてやりますよ!」
「ふわぁっ///」

首筋ににゅるっとくすぐられて、首をすくめるルレンさんだ。
セクハラで訴えられそうだ。

「くっくそぅっ…!」
「フッフッフ…!どうしますか!?えーっと…?…黒いのと白いの!ムッツリっぽく触手責めの様子を見ているだけですか〜!?」
「……………どうするもこうするも………―――こうだーーー!!(怒)」

うおおおおおおおお!と怒り猛ったハズミ君…もとい、黒い方は主夫の味方ゴ●ジェットを少年の仮面の隙間から流し込んだ。

「目ェエがぁああああああああああああああああ!!!;」

ぶしゃー!と辺りに舞った殺虫剤は、触手にも効いたのか、へにょへにょと怪生物も崩れ落ちた。

「くっそー!覚えてろです〜〜〜!!」
「二度と来んな――ッ!!」
「けほっけほっ…!」
「あっ!大丈夫ですか!?ルレンさん…!」
「うん、大丈夫…ありがとう……あれ…?どうして僕の名前…」
「ぎくぅっ!; そっそれじゃあこれで…!」
「え!?待ってよ!ハ…ぷりっと!(名前?)」
「あ……」

見事に敵を倒したぷりっとときゅあっとは、正義の味方らしく名前も告げずに去っていった。

「今の人、カッコ良かったなぁ……でも、声がハズミに似てたような…」

まさかね…と笑うルレンさんの元に、フラグを残しつつも、とりあえずぷりっときゅあっとは見事に平和を守ったのだ!

 

 

*

 

「…あれっ!?僕の出番は!?」

たまに出番がない!それが不幸マン(仮)!それが不幸マン(仮)クオリティ!!
頑張れリク君!

 

「あ〜〜…もう…明日からどうやってルレンさんと顔合わせよう…」
「上から何か着る物用意しないと…絶対こっちが逮捕されるよ…」

そしてハズミ君!ナナト君!

 

「ねぇカナタ君?なんでうちのルレン兄さんが巻き込まれてるのかなぁ?(にこにこ)」
「ぎゃあああああああああ!!;出来心ですーーー!!;すみませんーーー!!;」

ついでにカナタ。(お仕置きだべ〜中の。)

 

 

レン君「あれ?カナタも鼻水ずるずるだし…何かあったの?
ハズミも具合悪いみたいだしさ」
カナタ「天災にあったんです〜…;」