SSその21

 

「44匹のラララ、宿無しニャンコ。6列になって進めや進め、ロクシチ42ラララ、しっぽ立てて来る、余った2匹はラララ、しっぽ立てて来る…♪」
「…カイルさん?;何を歌ってるんですか?」
「あっ…;(///) その、カナタに歌のMDを借りて…それが、耳に残って…その、;」
「そうですか…(またカナタ君…)」
「その歌、面白いね……!」
「ルレンさんも聞きますか…?」

気に入ったルレンさんと一緒に、しばらくマクドール家では「しっぽ立てて来るー♪」が口ずさまれたとか……。

 

(ふと、聞いた曲が気に入ってしまったので、小ネタに…>吐血笑)

 

SSその22

 

「ん〜」

と、カナタは、飲んでいたジュースをリク君へと差し出した。

「え?それって飲むコーヒーゼリーだよね、くれるの?」
「飲み残しでよければどーぞです。あんまり残ってませんしー」
「何、不味いの?;」
「まあまあですよー甘苦い感じです。」
「ふ〜ん?じゃあもらうねー」

新発売で気になっていたこともあり、リク君は素直にそれを受け取った。

ズズー、
じゅじゅ…ひゅーひゅひゅひゅー!…――

「…ぶごふっ!!;」

…最後まで飲んでしまおうと、思いっきり吸い込んだリク君はむせた。
それはもうゲホゲホと思いっきり。

「最後、ゼリーが気管に入るんですよね〜…ソレ。」
「…そう言えば、小さい時もゴム風船アイスで同じようなことされてたよな。お前とナナト、」
「げほげほげほ!!;」

呑気に呟くカナタとユイ君に、少しは心配してよ!;とむせながらリク君は抗議した。

 

(実体験ネタをリク君に…;>不幸役ですみません!!;
ちなみに風船アイスは、最後辺りになると溶けたアイスが噴き出して、失敗すると口から溢れるという恐ろしい食べ物。
…是非マクドールさんに挑戦して欲しい一品。>コラ )

 

SSその23

 

「ただいまです〜。」

と、いつものように声をかけ、カナタは帰宅した。
ややテンションが低いのは、少年が空腹だからだ。
…しかし、家の中からは甘いお菓子の良い匂いがする。
迷わずカナタは、玄関先に鞄を放り出し、台所に足を向けた。

 

「ただいまです!おやつ食べていいですか?」

テーブルに乗せられたケーキを指差し、即座に尋ねる。今日はまだ帰宅の挨拶をしただけマシな方だ。

「いいけど、先に手ぇ洗って…」
「いただきます。」
「って、聞いてないし!別にいいけどさぁ…;」

切り分けてあるデコレーションケーキを一つ掴む。
もむもむと一口頬張っていると…ハズミ君の隣に人影があった。ちょうど死角に入っていたようだ。
そして、その正体はルレンさんだった。

「あふぇ?ふへんふぁんへむ、もんむみわ。」
「こ、こんにちわ?カナタ??;」
「あー挨拶してるだけなんで、気にしないで下さいルレンさん。」
「ハズミわかるんだ……!すごいねっ…」

感心の瞳を向けられ、ハズミ君は少し困った…。(だって、要らない技能だから!)

「…ぷは、ルレンさんいらっしゃいですー☆でもなんで今日はうちに…っていうか、台所にいらっしゃるんですかー??」
「ハズミがね、お菓子作ってるところ、みせてくれるって言って…」
「へーそうなんですかーニヨニ〜ヨ。」

解りやすい、茶化し言葉だ。

「…カナタは、手でケーキ食べるんだ」
「………」

気になっていたのか、ルレンさんがマジマジとカナタが素手で掴んでいるケーキを見る。
そして、カナタは視線を受けたまま残ったケーキを口の中に放り込み、指についたのと口の周りのクリームも舐める。

「あはは♪これはこう、美味しいケーキに対する最大級の賛辞、なんですよ!フォークや皿などを待ってられないという意思表明な感じで…!」

で、とんでもない法螺を吹いた。
基本的には、少年は嘘はつかないが、法螺は吹く。というか、わざと誤解を生む言い回しをするというか…ジャ●に訴えられるような言い方をする。

「へー…」
「またそんな(好い加減な)ことを…;」

この時、ハズミ君がいつものように突っ込んでいれば、あの惨劇?は回避出来た筈である…
ただ、ルレンさんの前で激しい突込みをして、印象が悪くならないかと、本能的な回避が働いた故の悲劇だ。

「じゃーまー邪魔にならないように、部屋に戻りますね〜(笑)」

あっはっはー♪と笑いながら、カナタはもう1つケーキを掴んで自室に戻る。
……………そして、台所ではルレンさんが先程の言葉を真に受け、クリーム塗れになるという惨劇(?)が起こった…。

何もせずとも、ロクでもないことを巻き起こす少年である。

 

 

SSその24

 

「カイルさん♪手作りパン作ったんで、おすそ分けに来ました〜!」

と、カイルとルレンさんが揃っている時に、タイミング良くもカナタがやってきた。

 

「どーぞ!リアルうぐいすパンです!そのままパクッといってください!」
「?;」
「うん、いただくね」

リアル??と疑問に思いながらも、カイルもルレンさんもパクリとそのパンに噛り付く。
普通に出来たてのパンの味がした。香ばしくて、パンの甘みがある。

が。

「………チキンサンド?」

中には、どうやらから揚げが入っているようだった。よくよく見てみれば、パンには切れ込みも入ってある。

「はい☆リアルを追求してみました♪」
「ウグイスパンって……本当に、ウグイス入ってるんだ…!」
「違いますっ!;」

感心したような声で言うルレンさんに、思わず突っ込むカイルだった。
………ちなみに、フォローしておくと、使用されたのは鶯の肉ではない。ただの冗談である。

 

 

SSその25

 

〜同室の悲劇 寝言編〜

「あ、カナタもう寝てる」
「ほんと、静かでいいね〜」

風呂上りの為、濡れた頭をタオルでガシガシ拭いているリク君と、料理本を読んでいるハズミ君は、布団からはみ出してぷすぷすと眠るカナタを見て呟いた。
確かに、平和だ。

「う〜ん…うーん!;うーん!!;」
「あ、魘され出した!;」

しかし、急に魘され出した様子に、何事かと更に注目してしまう。

 

「―――ハッ●リ君はふ●こAですケドッ…おば●はFですか!?Aなんですか…!?;」

 

………。

「…あれはF?Fだよね!?確率から言ってもFだよ!多分!!;」
「ちょっと!カナタ起きてよ!!何その寝言ー!なんでそんな気になる寝言言うのさ!!;」
「むにゃむにゃ…ぱー●んはF〜…」

その寝言のせいで、2人の睡眠時間はガリガリ削られることとなった…。